jasmineperfume.story@gmail.com は、現在準備中です。
2016/06/24 13:13
在る時、友人からネックレスをもらいました。私自身も作っていたネックレスクレスでしたが、石は使っていませんでした。インドの古いトンボ玉を繋げていました。もらったネックレスは、ターコイズ石
や世界各地で彼女が時間をかけて、いろんな国で集めた石とビーズで出来上がった物でした。其のネックレスに、其の頃にはシルバ—彫金技術と石のジュエリ—のデザインのみに専念していた私は、暫く忘れていた装身具としてのこの単純な技法の内にひとつのジャンルとなり得る特殊な力を感じました。時代とも,国とも、流行とも関係のない、それらを飛び越してひとりの人に向けられた、繋げる事で連なっている首の周りの世界感。其の時から、石も入れたネックレスをまた作りだしました。今迄に買って頂いた方,オーダ—いただいた方の話の中で、いつも怒鳴ってばかりの上司が、"君、今日のネックレス、きれいだね"と言われて驚いた、というのと、介護の仕事を続ける中で出会ったご高齢の婦人が、いつもひとつネックレスをしていらして、其れを見てこれからでも遅くない、さりげないおしゃれを始めようと思ったというお話がありました。トンボ玉のお好きな方でした。偶然に持っている服にぴったりしたものを見つけて頂いたり、古代からある石やビーズを繋げてゆくタイプのネックレスは、アクセサリー、装身具の原型の始まり、ひとつのスタイルです。石やビーズ達は、これからも、世界を様々な人の手を経て、平和な世界を巡り続けていって欲しい、、。写真一番上は、83歳の母にあげたネックレス。これにドンピシャの服を持っていたらしい。